ノブドウ
(野葡萄、ブドウ科)---
Ampelopsis glandulosa var. heterophylla
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夏に咲く小さくて白い花については全く気づかくことなく、秋口になって実が色づくと、ここにあったんだ!と思い出します。無害ですが、食用には不向き、つまり、おいしくないそうです。
資料によって表現が異なるのですが、実の色は、基本的に白または青色だそうで、赤系統になるのは虫の影響を受けているとの説明に驚きました。中国では漢方に供されることがあるのですが、ウィキペディアには『日本のノブドウが薬効を持つかは不詳』と説明がありました。
撮影 : 千葉県船橋市 2020年10月28日
科 |
ブドウ科 |
属 |
ノブドウ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
つる性落葉低木 |
標準和名 |
ノブドウ |
漢字表記 |
野葡萄 |
学名/栽培品種名 |
Ampelopsis glandulosa var. heterophylla |
RDB |
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花期 |
夏:7~8月 |
結実期 |
秋:9~10月 |
原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
ほぼ日本全国、東アジアで見られ、北米に帰化している。 |
自生環境 |
山道、路傍など、特に場所を選ばず、市街地でも目にする。 |
補 足 |
白、赤、青、水色、紫など多彩な実をつける(元来は白)。ヤマブドウとは別種で、無害だが食用には適さない(果実酒に利用可)。イヌブドウやカラスブドウなどの地方名を持つ。 |
今年9月に果実を見ているのですが、こんな時期に花が咲いているものなのでしょうか!?(一般には夏に咲く植物です)
千葉県市川市 2020年10月23日
樹木の仲間ですから、冬に枯死する訳ではありません。どんどん増えて、フェンスを覆ってしまいます(キレハノブドウ型)。
千葉県船橋市 2020年10月28日 (葉が深く切れ込み、品種とする見解もあるが、連続的)
ヤマブドウと混同する話を目にしますが、遠目で見た場合の話でしょうか。雰囲気がかなり違いますから、その話には素朴な疑問を感じませんか。