オオハンゴンソウ
(大反魂草、キク科)---
Rudbeckia laciniata
L. ---
明治中期に観賞用として導入された植物が野生化して、現在では全国で見られます。どちらかというと寒冷な環境を好み、東北・北海道では大きな群落が観られるそうです。小さい頃によく見かけました。各地で地元の呼び名があるようでした。
外来生物法という法律で特定外来生物に指定されています。ただ、この指定が行われたことによって、この植物が具体的にどうなる訳でもなさそうという印象です。環境省の『オオハンゴンソウを駆除してください!』というリーフレットを拝見しました。でも、生きたまま移動するという行為は法律違反になりますから、乾燥死滅させてから捨てるという段取りになります(微妙)。除草剤も通常の濃度では効かないそうです。
撮影 : 北海道富良野市 2006年9月5日
科 |
キク科 |
属 |
オオハンゴンソウ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草、帰化植物 |
標準和名 |
オオハンゴンソウ |
漢字表記 |
大反魂草 |
学名/栽培品種名 |
Rudbeckia laciniata L. |
RDB |
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花期 |
夏:7~9月 |
結実期 |
秋 |
原産地 |
北米 |
備考 |
導入は明治中期、1955年以降に野外で確認。 |
国内分布 |
ほぼ全国で見られるが、北米からの帰化植物が広く増えたもの。 |
自生環境 |
川原、林縁などの湿った土壌。 |
補 足 |
別名:ハナガサギク、その他。外来生物法により特定外来生物(第二次指定種)に指定されている。 |
北海道富良野市 2006年9月5日
川原、川縁、林縁などで無造作に咲いています(キレイと言えばきれいかも?!)
岩手県欧州市 2017年8月7日
川原や路傍にセイタカアワダチソウのような存在感で繁茂していました。姿も性質もキクイモに似ています。種子と地下茎で増え、繁殖力が強くて嫌われ者かも知れません。調べても、調べてもネガティブな記事ばかりです。