ツバメオモト
(燕万年青、ユリ科)---
Clintonia udensis
Trautv. et Mey. ---
亜高山帯の林下で時折見かける大きな葉を持つ植物です。ただ、決して、メジャーで、誰でも知っているという類いではなさそうです。
今回、改めて調べて見ると、葉は数枚から、せいぜい7枚程度であることが多いように記述されていたのですが、ここでは極めて大株があちこちで見られました。資料上、根生葉は15~30㎝の長楕円形とされていますが、実際の印象では、もっと大きく感じます。花後、花茎を更に40~70㎝まで伸ばして結実するそうです。
勿論、未見ですが、果実(漿果、しようか)は瑠璃色をしていて、とてもきれいだとのことです。熟すと黒くなり、鳥によって散布されます。
北海道磯谷郡 2024年6月12日 alt.=750m
| 科 |
ユリ科 |
属 |
ツバメオモト属 |
| 分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
多年草 |
| 標準和名 |
ツバメオモト |
漢字表記 |
燕万年青 |
| 学名/栽培品種名 |
Clintonia udensis |
RDB |
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| 花期 |
初夏:5~7月 |
結実期 |
夏:7~8月 |
| 原産地 |
日本 |
備考 |
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| 国内分布 |
北海道、本州に分布。 |
| 自生環境 |
湿度の高い林下などに自生する。 |
| 補 足 |
登山道素意などで、初夏~夏に小さくて白い花を咲かせる。虫媒花で、花弁は6枚。果実は瑠璃色から、熟すと黒っぽくなる。鳥により散布される。 |