ハッポウウスユキソウ (八方薄雪草、キク科)--- Leontopodium japonicum f. happoense ---

ハッポウウスユキソウ(八方薄雪草、キク科)
 原則として、自生地の情報を余り明確に記載していないが、このハッポウウスユキソウに関しては、八方尾根と表現するしかないのでしょう。ミネウスユキソウの品種(変種とする表現が多いが・・・)という位置づけで、八方尾根の固有種だからです。砂礫地を中心にちょっと拡めの範囲で見掛けます。エーデルワイスの仲間独特の美しさがありますね。
撮影 : 長野県(北アルプス) 2013年6月27日

キク科 ウスユキソウ属
分類体系 APG 属性(生活型) 多年草
標準和名 ハッポウウスユキソウ 漢字表記 八方薄雪草
学名/栽培品種名 Leontopodium japonicum Miq. f. happoense Hid.Takah. ex T.Shimizu RDB
花期 初夏:6~7月 結実期
原産地 日本 備考
国内分布 八方尾根(長野県)の固有種。
自生環境 高山の砂礫地、湿地に自生する(高山植物)。
補 足 ミネウスユキソウの品種として、比較的最近(1998年)発表された。葉が細く、立ち上がり気味である点が特長。

ハッポウウスユキソウ(八方薄雪草、キク科) ハッポウウスユキソウ(八方薄雪草、キク科)
 葉が細くて、斜め上方を向いて伸びる   白い毛が密生して、砂礫地に叢生します 
長野県(北アルプス) 2013年6月27日

情報が限られているのですが、少し不思議な表現が共通に存在するという現象があります。「葉が斜め上を向くので、葉の裏が見えることになり、全体に白っぽく見える」という内容です。しかしながら、葉の表面には白い微毛がびっしりと密生しており、葉の裏がどんな様子であるかに関わらず、全体が白っぽく見えるのは当然だと思いませんか。また、学名から判断する限り、品種か亜種として発表されていると思われますが、インターネット上の情報ではほとんどの場合、「変種」と記載されています。このような連鎖は厄介だと思います。

 学名が幾つか見られるようですね。

 Leontopodium japonicum f. happoense
 Leontopodium japonicum ssp. happoense
 Leontopodium happoense

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 (2013/07/02) Latest Update 2024/08/06 [130KB]


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