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コブシ(辛夷、モクレン科) | 果実と種子の絆 | (つぶやきの棚)徒然草 |
写真は3枚、それぞれ今年、昨年、一昨年の撮影です。もう見慣れてしまいましたが、この果実を初めて目にした折にはギョギョっと驚いたものです。いったい何だろうと思ってしまいますよね。この時期が過ぎると、外皮が裂けて内側にある朱色の種子が見えるようになります。 今は不思議な形をした赤みがある果実ですが、熟してくると黒っぽくなります。そして、朱色の種子が果実から露出してくるのですが、実は簡単には落下しません。比較的大きめの種子ですから、雨風にさらされれば落下しそうなものですが、実はヘソの緒のような白い糸で母体である袋果の鞘に付着しているのです。この糸状の組織は「珠柄(しゅへい)」と呼ばれますが、まだ、存在する目的が明確になっていないそうですよ。 |
2022/10/21 | ![]() |
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