高原を黄金色に染めて咲くキンバイソウ(金梅草)
鮮やかな黄金色の花が、高原を染めるように咲いています。 「これは何かな?」 キンバイソウ、漢字で金梅草と書きます。 どうみても花弁に見えるのは、実は「萼」なのだとか! その上に細く突き出している部分が本当の花弁です。 で、 少し細くて短いのはオシベなんですねぇ。 本州中部の標高1,000m級の高原で見られます。 また、幾つかの変種が北海道や東北地方に分布しています。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : Trollius hondoensis ● 原産 : 日本(分布:本州(中部地方)) ● 分類 : キンポウゲ科キンバイソウ属 「橙黄色」という表現が見つかりましたが、イイ感じですねぇ。 でも、素朴に「山吹色」でも良さそうな気がします。 ところで、霧ヶ峰には、ちょっと変わり者のキンバイソウがあるとか。 オシベの方が長くて、色も濃いらしいのです。 変種に区分されそうなものですが、キンバイソウにままです。 時々、あるんですよね。 「こんな程度の違いで変種扱いするかなぁ?」ってケース。 この例は逆で「こんなに違っているのに同じですかぁ?」ですね。 真夏に霧ヶ峰を訪ねたことがあるのですが、気づきませんでした。 次回、注意深く見てみましょう。
↓の背景ですが、ちょっと遊んでみました(花の色は同じでしょ)。