卓越した健康食品 育てやすいソバ(蕎麦)の白い花
ここは畑ですが、一面に白い小さな花が咲いていますね。 「これは何かな?」 すっかり健康食材イメージが定着した「ソバ(蕎麦)」の花です。 遠目には真っ白ですね。 収穫された実や粉の雰囲気をご存じの方にこそ、意外かも知れません。 ただ、何にでも例外はあるようです。 「高嶺(たかね)ルビー」と呼ばれるヒマラヤ原産で赤花のソバがあるとか。 土壌を選ばず、焼き畑のような状態でも収穫できます。 逆に、蕎麦が名物という地域は土地がやせているというのが定番でした。 最近は、村興し的な意味合いが強くなって来たような気がします。 水田の転換作物に向いていると見られているとか。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Fagopyrum esculentum" ● 原産 : 東アジア北部 ● 分類 : タデ科ソバ属 さて、健康食材という部分にスポットを当ててみましょうか。 ■ タンパク質の含有率が米や麦という代表的な穀物より多い。 ■ 必須アミノ酸のリジンの含有率も代表的な穀物より多い。 ■ ポリフェノールの一種ルチンが多く含まれ、血液をサラサラにする。 ■ 血中コレステロール低下作用がある。 ■ 血圧降下作用がある。 ■ 記憶力増強、老化防止、ガン抑制効果も確認されている。 花もかわいくて、確かに観光にも一役買いそうですね。 収穫までに要する期間が2〜3ヶ月と、とても短期間だと知りました。 消化も良くて、とても有用な穀物だと言うことができそうです。