ジューシーな秋の味覚 バリエーション豊かなナシ(梨)
この季節、最も旬な果物と言えば、この梨ではないでしょうか。 ただ、地域と品種によっては、もう旬を過ぎているかも。 毎年のように、大きくてジューシーな品種が登場しているような気がします。 どれだけの品種名を覚えていますか? ■ 幸水 ■ 豊水 ■ 長十郎 ■ 二十世紀 ■ 新高 ■ 稲城 ■ 多摩 「長十郎」や「二十世紀」に比べ、「新高」はとても大きい品種ですよね。 「稲城」や「多摩」には、まだお目に掛かったことがありません。 でも、やはり大きめの品種なのだそうです。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : Pyrus pyrifolia var. culta ● 原産 : 日本、中国 ● 分類 : バラ科ナシ属 梨という農産物の生産量は鳥取県が多いようなイメージですよね。 でも、それは「二十世紀」という品種に限定した話です。 梨全体では千葉県や長野県の生産量がとても多いのです。 千葉県の松戸市には「二十世紀ケ丘」という地名があります。 お察しの通り、ここが「二十世紀」発祥の地ですね。 因みに、この品種を発見して育成したのは松戸さんという方だそうです。 「稲城」も「多摩」も東京都下の地域名で、今でも梨の産地です。 「稲城」という品種を手に入れるには稲城まで出向くのだとか。