クリの淡い栗色の花 「長い花」と「イガイガの実」の謎
普通の感覚では、これが何かを説明しなくても良さそうな気がします(^.^) 。 一応、「これは何かな?」 昨日、撮影したばかりの山栗の実ですね。 ある資料によると、日本だけでも200種前後の栗が自生しているそうです。 撮影したものが、どの種に当たるのかを同定できるとはとても思えません。 まぁ、山栗(柴栗)が改良された栽培品種であることだけは分かります。 「栗」は英語で "chestnut" 、フランス語では "marron"ですね。 その「マロン」、本来、トチノキ科のマロニエの実を意味します。 元来は誤用ですが、そのままでまかり通っている訳です。 言葉というもの、なかなか理論通りにはいかないということでしょう。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : Castanea crenata ● 原産 : アジア、北アメリカ、ヨーロッパ(広範囲すぎるかも) ● 分類 : ブナ科クリ属 若葉の頃に、長く伸びた不思議な花が咲きます。 この時期、遠くから花が咲いていることが分かるのですが、何故でしょうか。 それは独特な芳香を放つからですね。 この長い花には小さな花がたくさん付いているように見えます。 これらが全て実になったら、妙なことになりますよね。 どうも、この花から実、実から花が想像できず、繋がってくれません。 この謎を解く鍵は「雄花」と「雌花」にあります。 花を知る方でさえ限定的でしょうが、「雌花」を知る方は更に少ないでしょう。 目立っているのは「雄花」で、比較的小さい「雌花」は別にあるのです。 こちらはトゲがあって、花の段階で既に栗の姿をしているという訳です。 機会がありましたら、注意してみてみましょう。