長い花期 多彩な花を楽しむ有用な庭木 ムクゲ(木槿)
夏場から現在まで、街角で白、紅、紫色等の花を見掛けましたよね。 「これは何かな?」 フヨウ属のムクゲ(木槿、槿または無窮花)です。 園芸品種も多くなったようで、八重咲き等も多く見掛けました。 韓国の国花に指定されているそうで、読みはムグンファ(無窮花)とか。 ムクゲより、「音(おん)」としては良さそうです。 学名を見ていただければ分かるのですが、ハイビスカスの仲間です。 似ていると言えば似ているかも・・・、でも、醸し出す雰囲気は違いますね。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Hibiscus syriacus" ● 原産 : 中国・インド ● 分類 : アオイ科フヨウ属 さて、書籍やネットで調べてみますと「はかない一日花」とあります。 「あれ、どこかで聞いた話だなぁ」と思って調べてみました。 (*^o^*) ニッコウキスゲの時の二の舞は避けたいところ・・・。 やはり、実際に調べてみた方の情報がありました。 その結果、同じ花が開閉しながら2〜3日間は咲き続けるという結論です。 句にも詠われる「短命な花」というキャッチフレ−ズも単なるイメージなのか! 敢えて、「次々と花が咲くため長く咲くように見える」とまで書かれています。 でも、なぜ、こんな風評がはびこるのでしょうね? もう一つの「なぜ」ですが、白色種が薬用になるのだそうです。 他の色ではだめなのでしょうか? 若い蕾を天日で乾燥させた生薬は「木槿花(もっきんか)」と呼ばれます。 茎、幹、根の樹皮を乾燥させた生薬は「木槿皮(もっきんぴ)」と呼ばれます 若い果実を天日で乾燥させた生薬は「木槿子(もっきんし)」と呼ばれます。 (注:生薬読み方事典というサイトより) 「木槿皮」は解熱、利尿、解毒、かゆみ止めに効果があるそうです。 「木槿花」は下痢に、月経不順や腫瘍にと使い分けられます。 「木槿子」については、詳しい情報を見つけることができませんでした。 これは、なかなか有用で、美しい花を咲かせる庭木ですね。 o( ^_^ )o
よく見ますと上の花と違う花を咲かせています!