不思議な花の魅力 秋の野山に咲くホトトギス(杜鵑草)
雰囲気的にはスミレか、葉や姿全体はセントポーリアに良く似ています。 「これは何かな?」 日本では「すみれ岩桐草」という名前で流通しています。 中国雲南省や四川省の3000m級の山々にあるイワタバコ科の植物です。 葉や茎に微毛が密生しているのがみえますでしょうか。 高山からやってきた植物ですが、日本の暑い夏も普通にやり過ごします。 秋になると、距のないスミレに似た濃紫色の花をたくさん咲かせます。 もう何年も育てていますが、とても強健で、手の掛からない植物ですね。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Petrocosmea fullacida" ● 分布 : 中国 ● 分類 : イワタバコ科ペトロコスメア属 葉は肉質というか厚手で、身近なところで表現すればベゴニア風でしょうか。 花が多い年と少ない年がありますね。 今年も咲いていますが、少なめな様子ですので、昨年の写真を使いました。 イワギリソウ(岩桐草)と言えば、通常 "Opithandra primuloides"を指します。 日本にも自生しているイワタバコ科の植物です。 園芸品種だろうと思いますが、「パンダ岩桐草」なる植物も流通しています。 やはり、イワタバコ科の"Chirita briggsioides"で、葉の感じは似ていますね。 次々に咲いて、しばらくは目を楽しませてくれるでしょう。