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★★★ 静かに「紅」だと主張する ワレモコウ ★★★

静かに「紅」だと主張する ワレモコウ

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静かに「紅」だと主張する野草 ワレモコウ(吾亦紅)

濃い(暗い)赤紫色の妙な丸いものが茎の先に付いています。
もしかしたら、花かも知れませんね。
「これは何かな?」
いつも、花らしくないと揶揄されているワレモコウ(吾木香)です。
「吾亦紅」という文字も頻繁に使われますが、書けませんね。 (>y<)

『吾木香 さし出で花のつもり哉』と詠んだのは俳人の小林一茶でした。
『しわ寄せて たばこ吸うかや ワレモコウ』は小説家の庄司薫です。

なんとなく小馬鹿にされている花ですが、なんとバラ科なんですよ。
頭が高いかも知れない。(控えぃ、薔薇の紋所が目に入らぬか!)

(ちょろっと、蘊蓄)
 ● 学名 : "Sanguisorba officinalis"
 ● 原産 : 日本(分布:北海道・本州・四国・九州)
 ● 分類 : バラ科ワレモコウ属

通常の「花弁」はなくて、赤紫色の部分は「萼」だそうです。 
通常、秋に茎を伸ばして花を咲かせますが、夏山で花を見ることもあります。
見たことはないのですが、根が太くて大きいのだそうです。

その根は地楡(ちゆ)という生薬になり、止血剤として用いられます。
おもしろいことに、学名は「血を吸収する」という意味だとか!
中国では古くから婦人薬として乳腺炎の治療等に使用されたそうです。

目立たない花ですが、時折、切り花として流通していることがあります。
センニチコウ同様に色褪せが少ないのでドライフラワー向きかも知れません。
園芸品種ですが、野草の雰囲気を残して趣深い様子だそうです。

  『吾も亦(また) 紅 (くれない) なりと ひそやかに』  高浜虚子


 庄司薫氏なる小説家を知っているとなりますと、世代が知れるのだそうです(ホントですか?)。 CMにも登場していたピアニスト中村紘子氏のダンナであり、4部作「赤ずきんちゃん気をつけて」、「白鳥の歌なんか聞こえない」、「さよなら快傑黒頭巾」が有名です。
 あれ、もう一つの作品は?「狼なんかこわくない」には色が出てこない・・・。何色でしたっけ?そうそう、「ぼくの大好きな青髭」でした。


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