可愛らしく秋を彩る 慎ましい花の群れ リンドウ(竜胆)
青紫色の花というイメージを持っていたのですが、そうでもないのですね。 「これは何かな?」 まぁ、所謂、リンドウです。 でも、リンドウっていろいろな品種があるような気がしますが・・・。 『リンドウ』ってなんでしょうね。 エゾリンドウ "Gentiana triflora" と変種群を指すという表現があります。 一方、"Gentiana scabra"の近縁種や他品種を含む総称名とも言われます。 良くわからないので、最も多い表現を是としておきましょう。 なにしろ、学術的な区分をどうこう言う主旨のブログではありませんし・・・。 どちらかと言えば、美しい園芸品種を愛でたいところです。
(ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Gentiana scabra var. buergeri" ● 原産 : (一応)日本 ● 分類 : リンドウ科リンドウ属 鉢植えの状態で流通するのは、草丈の低いリンドウたちです。 キリシマリンドウやミヤマリンドウを基にした園芸品種が多いそうです。 リンドウ属は世界中に約400種、日本には13種が自生しています。 それぞれ近縁種同士は交雑は容易ということです。 つまり、人工交配種を作り易いということになりますね。 新ミヤマリンドウと呼ばれるのはミヤマリンドウとナツリンドウの交雑種です。 暑さにも強くて早く出荷でき、生育旺盛で育て易い品種です。 鮮やかな紅色の花はモモイロイシヅチリンドウの園芸品種だそうです。 その他にシロバナリンドウ等もよく見られるようになりました。 最近目に付くのはエゾオヤマリンドウの品種「いわて乙女」です。 岩手園芸試験場の作出のですが、以外に古くて1984年の登録品種です。 えっ、15年間の育成者権が既に消滅していますよ! 一気に流通した理由が、その辺りにあるのかも知れませんね。