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★★★ 稲刈りの終わった田の畦に咲く ミゾソバ ★★★

稲刈りの終わった田の畦に咲く ミゾソバ

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花の姿が少ない季節に咲く ウィンターコスモス

この季節になると、ついつい探してしまう可愛らしい花です。
「これは何かな?」
田の畦とか、湿気のある場所に群生しているミゾソバ(溝蕎麦)です。
葉といい、花といい、全体の雰囲気がソバ(蕎麦)に良く似ていますね。

白い花もあるのですが、通常は薄紅色の小さな花が集まった塊状です。
ところが、最近、ソバの方に薄紅色の高嶺ルビーが登場しました。
期せずして、両者はソックリさんになってしまったという訳です。

軽く触ってみると分かるのですが、茎に痛くない程度の棘が生えています。
棘は下向きに生えていて、茎全体が何かにしがみつくのに適しています。
なかなか「したたか」な植物なのかも知れません。

(ちょろっと、蘊蓄)
 ● 学名 : "Polygonum thunbergii または Persicaria thunbergii"
 ● 原産 : 日本、朝鮮半島、中国
 ● 分類 : タデ科タデ(またはイヌタデ)属

葉が丸く寸詰まりになった矛(ほこ)のような形をしています。
左右に角張った部分を耳にみたて、牛の顔だという見方もあったようです。
別名の「ウシノヒタイ」は、この葉の形に由来するのです。

ところで、花弁のように見える部分は萼なのだそうです。
開いているものは少なくて、を多くは蕾が閉じたような姿です。
前述しましたように、花色には多少のバリエーションがあります。

下の写真に幾つか写っていますね。
ほぼ真っ白なもの、全体が薄紅色のもの、花先だけ濃いピンクのもの・・・。
以前、こうした変化を写真に撮りためている方がいました。
なかなか面白そうでしたよ。

別に植物体全体が大きめのオオミゾソバという植物があるそうです。
ちょっと修行が足りなくて、見極めがついていません。m(._.)m

稲刈りの終わった田の畦に咲く ミゾソバ


 ミゾソバは、山の上から海岸沿いまで広い範囲で見掛けます。でも、注目する方は少ないようで、その上、写真を撮影している姿は少ないのでしょうね。「何かあるのかなぁ?」みたいな目で遠くから眺められてしまいますので、シャイな方はご注意下さい。
 シャイな方だと思うのですが、カワイイ花を見ると、我を忘れてしまって・・・(本当だってば!)。


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