希少種の冬咲き クレマチス・アンシュンエンシス
淡い黄緑色のホオズキを細長くしたようなものがたくさん付いています。 「これは何かな?」 実の方ではなく、なかなか愛らしい冬咲きのクレマチスの花の蕾です。 クレマチスですから、蔦が伸びる低木ですね。 でも、和名の「ガビサンハンショウヅル」は、どうも取っつきが悪い。 「ウインターベル」という流通名の方が雰囲気があるのではないでしょうか。 もう少しすると、蕾の先が割れて、白い花弁が捲れ上がるように開きます。 育てやすいというコメントが多いようです。 前年の枝から蔦が伸びて、そこに蕾がたくさん付いてくれます。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Clematis anshunensis" ● 原産 : 中国 ● 分類 : キンポウゲ科クレマチス(センニンソウ)属 花後、できるだけ早い時期に、しっかりと剪定するという記述がありました。 でも、「前年の枝」をきっちり剪定してしまったら、マズイのでしょうか? 挿し木で増えるようですので、剪定した枝を利用したいところです。 剪定するのは、寒い時期なのでたいへんでしょうね。 剪定される方は耐寒性があり、氷点下でも耐えてくれるそうです。 濃い緑色の葉が一年中美しいので、鉢植えとしては重宝するところでしょう。 近縁種のクレマチス・ウロフィラともに原産地でも希少植物だと言われます。 それがリーズナブルな値札を付けて流通しているのは不思議です。 外来種ながら、日本に定着してくれたら嬉しい植物だと思います。