いよいよ、新春を告げる、この花が咲き始めました。 スイセン属の中でも早咲きに分類されるニホンスイセンが香っています。 日本寒水仙という呼び方もあるようですが、単に日本水仙が普通です。 真っ直ぐに立ち上がった茎先にたくさんの花が付きるんですね。 房咲水仙というグループに分類されます。 この仲間には香りを持つものが多く、一面に良い香りを放っていました。 名前によらず、原産地は地中海沿岸で中国経由で渡来したと言われます。 海流に乗って海岸に漂着して、日本の気候になじんだのだそうです。 関東以西、特に九州で古い時代から野生化しています。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Narcissus tazetta var. chinrnsis" ● 原産 : 地中海沿岸 ● 分類 : ヒガンバナ科スイセン属 学名は、ちょっと有名な美少年ナルシッサス(ナルシス)に由来します。 ギリシャ神話の中でも比較的良く知られた話ですが、ご存じですか? 水面に映る己の姿に見とれて、そのまま花になってしまったという話です。 水面を覗き込んで、すっと立ちまどろんでいる花がスイセンなのですね。 育てやすい植物だと思っています。 拙宅のとても狭い庭にも、この植物の葉が所狭しと伸びています。 しかしながら、葉ばかりが増えて、花が咲かないということがありませんか! スイセンは最低でも数年に一度の植え替えが必要と考えて下さい。 分球して増えた株が混み合っているのです。 それから、花後にサッサと葉を刈ってしまわないで球根を太らせましょう。 花後、肥料の追加も必要なので、意識しておいた方が良さそうですよ。