葉も花も淡い色合いで、清楚でおとなしいイメージのプリムラです。 「これは何かな?」 原産地である中国雲南省の名前を持つウンナンサクラソウ(雲南桜草)です。 茎や葉が白い柔毛に覆われているので、柔らかい印象があるようです。 中国では、春を告げる草という意味で「報春花」と呼ばれているそうです。 プリムラもラテン語で「最初の〜」という意味で「春告草」に当たります。 爽やかな芳香も人気となって、近年、多く流通するようになりました。 カラフルで派手な印象が強いプリムラの中では東洋趣味な花ですね。 不思議に記憶に残る個性的な花だと思いました。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Primula filchnerae" ● 原産 : 中国 ● 分類 : サクラソウ科サクラソウ属 比較的に耐寒性があり、花期も長いので、ゆっくり楽しむことができますね。 たくさんの花を咲かせてくれます。 情報によると育てやすい植物なのかも知れません。 ただ、タネから育てようとすると、多少、気むずかしさがあるとか。 でも、花後に採取したタネを播く種すれば、翌年には花を咲かせるそうです。 多くの意味で、優れた園芸植物の特性を持っているのかも知れません。 調べてみた限りですが、花色は淡いピンクと赤、白の3種類のようです。 白い花もなかなか良さそうですね。 うっすらと紅掛かった茶色の萼が白い花を際だたせています。