うわぁ、これは花?なんとも不思議な色合いです。 デジカメのクセで変な色がでたという訳ではありません。 さぁ、「これは何かな?」 フィリピンの熱帯雨林に自生するマメ科の巨大なヒスイカズラ(翡翠葛)です。 翡翠というのは深緑色の宝石で、石器時代には道具の素材でした。 この花の醸し出す色合いは空のコバルト色と形容した方が良さそうです。 英名の "Jade Vine"の直訳なのでしょうね。 大きさですが、蔓を体育館のような温室の天井から床まで下ろす程です。 花序というか房(?)の長さもメートル単位だと思って下さい。 予備知識がない状態で、突然、目の前に現れたので、本当に驚きました。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Strongylodon macrobotrys" ● 原産 : フィリピン諸島 ● 分類 : マメ科ストロンギロドン属 この花が咲くと地方新聞などではニュースになるようですね。 確かに花が散るまでに、できるだけ多くの方に見てもらいたくなるでしょう。 調べてみると、熱帯植物が生育可能な植物園では見られるようです。 でも、一方で自生地では絶滅が危惧されているのだとか・・・。 う〜ん、微妙な問題ですが、増殖は難しい方ではないそうですよ。。 少なくても、植物園に持ってきたことが絶滅の主な原因ではないでしょうね。 花は「おいで」をしているような、変わった構造をしているように見えます。 美しくもあり、よく見ると妙竹林でもあり・・・。 さすがマメ科の植物で、花後に莢に入ったビーンができるとのことです。