おお、なにやら、パワフルなものがこみ上げてくるような面構えですね。 「これは何かな?」 花の色も形状も咲き方も千差万別、多彩を極めるクレマチスです。 学名はギリシャ語の「蔓」とか「巻き髭」という意味があるのだそうです。 日本のカザグルマやハンショーヅルも含め、世界に多くの原種があります。 各地の原種が複雑に交配を繰り返して多彩な園芸品種が生まれました。 多くは蔓性宿根草で、冬に落葉し、春に蔓が伸び、初夏に花を咲かせます。 比較的丈夫で育てやすいという性質が好まれて、とても人気がありますね。 日本では、時に「テッセン」と呼ばれますが、元来は別の植物ですね。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Clematis florida 'Alba Plena'" (白万重) : "Clematis hybrida 'Dr.Ruppel’" (ドクターラッペル) ● 原産 : (原種)中国、日本を含む各地 ● 分類 : キンポウゲ科クレマチス(センニンソウ)属 上の写真は白万重(しろまんえ)というフロリダ系と呼ばれる品種です。 花弁に見えるのはキンポウゲ科のお約束で萼が花弁化したものです。 中央の菊のような部分は雄しべが花弁化したもの、では本当の花弁は? 一方、下の写真はパテンス系のドクターラッペルです。 白万重とは、かなり雰囲気が違って見えるのではないでしょうか。 学名が少しアバウトな表現になっているのが気になりますね。(^.^; クラマチスは単独で web site を作ることができる程の品種があります。 一度でまとめて紹介しょうなんて、それは無理ですね。 これから初夏まで、お気に入りを少しずつ紹介したいと思います。