花弁の数がちょっと多いようですね。 「これは何かな?」 ムクゲ(木槿)の園芸品種で「パープル・ルージュ(Purple Rouge)」です。 街角でもなんとも多彩な園芸品種を見掛けるますよね。 園芸家の歴史は長くて、江戸時代には一つのピークがあったようです。 一つの分け方として、一重、八重、それから半八重の花があります。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Hibiscus syriacus cvs." ● 原産 : 中国、インド ● 分類 : アオイ科フヨウ属 「パープル・ルージュ」は半八重、薔薇咲きと呼ばれるタイプです。 元来の花弁が「外弁」で、花の中央部にできる「内弁」と区別されます。 内弁の大きさと数から、薔薇咲き、祇園守、花笠に区分されるそうです。 古来の園芸品種に外来の園芸品種が混在して流通しているようです。 ちょっとだけ、サンプリングしてみました。 ■ 龍潭寺白 : 一重 白花 ■ 龍潭寺白 : 半八重・祇園守型 白花 ■ ピンク・デライト : 半八重・薔薇咲き型 薄い紫に濃い紫花 ■ 耳原花笠 : 半八重・薔薇咲き型 白に赤花 ■ ザ・バナー : 八重・菊咲き型 白に赤花 ■ ポンポン・ルージュ : 八重・ポンポン咲き型 紅紫花 花を見れば分かりますが、南国の花「ハイビスカス」の仲間ですね。 実際、ソックリだと思いますが、一般にムクゲの方が花付きが良さそうです。 色合いも大人しくて、トロピカル・イメージはぐっと抑えられているようです。