パッと見がすみれに見えるらしいですね(そうなかなぁ?)。 二度目の登場ですが、 「これは何かな?」 アフリカスミレという異名を持つイワタバコ科のセントポーリアです。 セントポーリアもすみれも好きな者としては、似ているとは思えません。 渓流の岩肌などに咲いているイワタバコの親戚そのものに見えるんです。 百年以上前、ドイツ人のセントポールさんがタンザニアで原種を発見。 それは室内でも丈夫に育ち、ほぼ1年中花を咲かせる優れものでした。 とても人気が出て、園芸種として品種改良が進んだのです。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Saintpaulia ionantha" ● 原産 : 東アフリカ(タンザニア北部とケニア南部) ● 分類 : イワタバコ科セントポーリア(アフリカスミレ)属 花色は赤、桃、紫、青、白等があり、それに覆輪品種が加わります。 花の形態も一重、半八重、八重咲き等、とても多彩です。 実は、ちょっとハマった時期がありまして、いろいろ見て回ったものでした。 育ててみたのですが、うまく越冬させることができませんでした。 そういう意味では、親戚のスミレイワキリソウの方が育てやすいと思います。 どちらの種も、肉厚の葉で、その葉挿しで増やすこともできます。 書籍に掲載されている写真を見ているだけで嬉しくなってきます。 温室に多彩な品種をずらずら〜っと並べたら愉しいでしょうね。