白い花から白い髭のような毛が四方八方に飛び出しています。 「これは何かな?」 シソ科ノネコノヒゲですが、これはうまい名前を付けたものです。 ひゅ〜っと伸びている髭ですが、実は雄しべと雌しべだそうです。 これは想像できる範疇ですが、どうしてこれだけ長くなったのでしょうね。 まるで白猫の顔のようです(薄紫色の花もあるようです)。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Orthosiphon aristatus" ● 原産 : インド、マレーシア ● 分類 : シソ科オルトシフォン属 原産地では多年草ですが、日本では越冬できず、一年草的に生活します。 なんとか越冬させますと、大きな株になって、多数の花が咲くそうですよ。 基本的には強健な植物ですので、長い間花を咲かせて楽しませてくれます。 原産地では利尿剤や血圧降下に利用されるハーブとして育てられます。 日本には薬草という触れ込みで入ってきたようですね。 別名であるクミスクチン茶という健康茶として飲まれているそうです。へぇ。