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孤高の生ける化石 樹上で黄金色の実を輝かせる銀杏

孤高の生ける化石 樹上で黄金色の実を輝かせる銀杏

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おっ、何か、黄金色の実がたくさん生っていますね。
「これは何かな?」
葉を見ればすぐ分かるのですが、イチョウ科のイチョウ(銀杏)です。

イチョウは二度目の登場ですが、今回は丸い実の方が主役というところ。
茶碗蒸しの底の方に入っている実(正確にはタネ)が銀杏です。
ヒマワリやカボチャのタネを食べているのと同じだと思って下さい。

ところで、確かに食用なのですが、毒性があるという話もあります。
余り多く食べるものではないようですよ(極端な場合、危険な状況もあり)。
「多食により稀に食中毒を起こす」という記述は多いようでした。

(ちょろっと、蘊蓄)
 ● 学名 : "Ginkgo biloba"
 ● 原産 : 中国
 ● 分類 : イチョウ科イチョウ属

裸子植物は進化の段階からすると初期型とされています。
同時に、この植物は恐竜時代からの「生きている化石」とも言われます。
本当に恐竜とともに過ごしていた植物の末裔なのですね。

そのジュラ紀にはイチョウにも多くの仲間がいたそうです。
現在、イチョウ科はイチョウだけ、唯一の生き残りと言うことができます。
なんと、イチョウ目、イチョウ綱という広い範囲でも唯一の存在なのです。

余りにも身近なので、シーラカンスと同様の扱いとは思えませんね。
イチョウ葉エキスには薬効が知られていて、私もサプリを常用しています。
日本人の科学者が発見した「精子」の話も面白そうですが、また後日。

孤高の生ける化石 樹上で黄金色の実を輝かせる銀杏


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 雌雄異株ですから、どの木にも銀杏が生るという訳にはいきません。葉の美しさから街路樹に多用されていますが、実が落ちる頃には強い悪臭がありますので、街路樹等には雄株を用いることが多いのだろうと推測します。


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