花だけを見ますと、秋の田圃で見掛けるミゾソバに似ていますね。 「これは何かな?」 ミゾソバと同じタデ科で、ヒマラヤ原産のヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)です。 長く名前が分からなかったのですが、書籍をめくっていて見つけました。 もっと早くミゾソバに似ていることに気付いたら、早く分かったでしょうか。 とても丈夫で、地面を覆って繁茂して、グランドカバーになってくれます。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Persicaria capitata" ● 原産 : ヒマラヤ ● 分類 : タデ科イヌタデ属 ピンク系の花が少ない季節に目立つのですが、実は春に咲き出します。 真夏にも花を咲かせていたかどうか記憶が曖昧ですが、長い花期ですね。 ただ、花が終わって果実から種子が落ちている姿が見当たりません。 資料には挿し木というか、挿し茎で増えると記載されていました。 でも、花が茶色に枯れている様子もなく、この辺に秘密があるようですね。 実は、花弁の色が変わらないまま、内側に種子ができるのだそうです。