今回は、ちょっと不思議な風景写真に見えるかも知れませんね。 「これは何かな?」 収穫後に乾燥している落花生で、お正月前にはアップしようという訳でした。 昔の方は「南京豆」と呼びましたので、中国原産かと思っていました。 実は、南米原産でペルーなどの遺跡からも見つかるそうです。 侵略者でもある欧州人により、アフリカ、欧州を経て東洋まで伝播しました。 撮影地は、生産量日本一の千葉県の中でも収量の多い八街です。 ドライブをしていますと、あちこちでこの光景を見ることができるんですよ。 雨よけらしい同じ素材のブルーシートが黒い土の上に点在しています。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Arachis hypogaea" ● 原産 : 南米原産 ● 分類 : マメ科ラッカセイ属 この積み上げられた落花生の山は「落花生ぼっち」と呼ばれます。 涼しい風で掘り上げた生の落花生をゆっくり乾燥させる装置なのですね。 その意味では、水蒸気が抜け難いブルーシートは適切ではないでしょう。 でも、調べてみましたら、これを作るのは大変な作業らしいんです。 力仕事で、かつ、うまくバランスをとらないと倒れてしまいます。 この風景は収穫後の10月下旬から、概ね一ヶ月程度の間見られます。 この間に甘味が増して、12月には脱穀の上、袋詰めで出荷となる訳です。 栄養価が高くて、コレステロールを除くとされるリノール酸を多く含みます。 炒っても茹でても、すり潰しても美味しい、実は大好物なのです。