ジュリアンに良く似ていますが、違う園芸品種なのだそうです。 「これは何かな?」 プリムラ・ジュリアンの片親に当たるプリムラ・ポリアンサです。 ジュリアンとの違いは、花の大きさだけのように見えます。 元来、ジュリアンはコーカサス(中央アジア)の血が強いはずなのです。 でも、現在に至っては、同じ交配種グループと考えるべきなのでしょう。 ポリアンという流通名が普及していますが、妙な略称ですよね。 英名が "polyanthus" ですから、ポリアンサスという読みもあるようです。 ジュリアンに似たポリアン・・・、そんな軽いノリなのでしょうか。 日本の花卉業界、この手の話が呆れるほどに多いのです。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Primula Pruhonicensis Hybrids または Primula x polyantha" ● 原産 : (原種) 欧州 ● 分類 : サクラソウ科プリムラ属 和名を意識していませんでしたが、「西洋桜草」というそうです。 なるほど、西洋の桜草には違いないので、単純でしたね。 これは想像ですが、ポリサンサだけを指し示すのではないのでしょう。 更に、クリンザクラ(九輪桜)という別名もあるようです。(^.^) 同じサクラソウ科のクリンソウから連想されたものなのでしょうか。 でも、五重塔の先端を連想するなにものもないのに不思議な話です。 園芸図鑑や種苗会社のカタログ、ネット等でいろいろな花が見られました。 皆、とても美しく、特にバラ咲き等がすばらしいですね。 派手めな花色が多い印象でしたが、最近はシックなものも増えたようです。