肌寒い早春に華やかで綺麗な花を咲かせていました。 「これは何かな?」 ヒマラヤを原産地とするユキノシタ科のヒマラヤユキノシタですね。 和名は原産地そのままですが、オオイワウチワという別名もあるようです。 これは、よく目立つ葉からイメージされたものでしょう。 また、葉の様子が山地の岩場に咲くイワウチワに良く似ています。 丈夫な植物なので、街角でも多く見掛けるようになりました。 半日陰でも平気で綺麗な花を咲かせることから、人気があるようですね。 ヒマラヤという高山系の植物で耐寒性があり、実は暑さにも耐えるそうです。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Bergenia stracheyi" ● 原産 : ヒマラヤ(中央アジア、中国) ● 分類 : ユキノシタ科ベルゲニア属 近縁種にシベリアユキノシタ (Bergenia cordifolia) があると聞きました。 実は、交雑種が園芸品種として広く出回っているそうです。 淡紅色の花しか見たことがありませんが、他の色合いもありそうですね。 ウインター・ベゴニア ("Winter begonia") という横文字別名もあるそうです。 なるほど、こちらは花のイメージが似ています。 うまい名前をつけるものですが、余り多くない方がありがたいですよね。 茎の地面に近い部分が木質化しているのを見たことがあります。 育てている方によると、とにかく丈夫この上なく手が掛からないそうです。 我が家の狭くて日陰になりがちな庭向きのようですねぇ。o(^▽^)o