先月末の写真ですが、白い花がきりっとして綺麗ですね。 「これは何かな?」。 実の方はよく知られているのですが、これはバラ科のナシ(梨)ですね。 改めて良く見たのですが、こんな白い花が咲くんですねぇ。 近所にたくさんの梨園があるのに、じっくりと見ていなかったのでしょうか。 花期は桜より遅いのですが、あっという間に咲いて散ってしまいました。 近所の梨園は、青いネットで覆われていて、側を通っても目立ちません。 泥棒よけでもあるのでしょうね。 秋になると、とても美味しそうな実が生りますから、仕方がないところです。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Pyrus pyrifolia var. culta または var. pyrifolia" ● 原産 : 日本、中国 ● 分類 : バラ科ナシ属 以前、千葉県松戸市二十世紀ケ丘と品種「二十世紀」の関係を書きました。 偶然に見つかった超優良品種と言えましょう。 現在でも、この交雑種は両親が特定されていないのだそうです。 現在流通している梨の多くは「二十世紀」のDNAを継承しているそうです。 しかしながら、「二十世紀」自身は自己受粉できないとか。 意味が分かり難かったのですが、別の品種の花粉で受粉させるのです。 よく考えると、これは、とても面倒な話ですね。 では、盛んに飛び回っている蜜蜂は、受粉の役には立っていないのですか。 梨の事情であって、蜜蜂にとっては関わりのないことかも知れませんね。