ユリ科らしい淡い紅色の花があちこちできれいに咲いていますね。 「これは何かな?」 元来は春の雪解けを告げる花、ショウジョウバカマ(猩々袴)です。 実は、九州で3月にも見掛けたのですが、これは6月の撮影です。 簡単な話で、標高の高い場所ではやっと雪解けが訪れたということですね。 気温は低くても太陽は当たるので、少し草丈が大きいような気がします。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Heloniopsis orientalis" ● 原産 : 日本 ● 分類 : ユリ科ショウジョウバカマ属 猩々とは、中国の伝説の猿に似た生き物で、酒好きなのだそうです。 赤ら顔の猿風な生き物が袴を穿いて舞い踊る様子なのでしょうか。 因みに、日本の「能」にも登場しており、その衣装という説もあります。 比較的良く見掛けますが、もう少し濃い花色が多いのではないでしょうか。 花は、小さい6弁花がまとまって咲いているスタイルです。 種子で増えるだけでなく、葉から不定芽を出して増えるのだそうです。