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暗濃紫の球果をつける亜高山の樅 シラビソ(白檜曽)

暗濃紫の球果をつける亜高山の樅 シラビソ(白檜曽)

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真上を向き、黒っぽくて細いマツボックリがたくさんできています。
う〜ん、「これは何かな?」
亜高山に自生するマツ科の仲間で、モミ属のシラビソという樹木だそうです。

漢字では「白檜曽」と書くのだそうですが、檜曽ってどんな意味でしょう?
別名をシラベ(白檜)というそうですが、檜ではヒノキになってしまいますね。
仕方がないので、単純に白い木肌を持つモミ(樅)だと理解しました。

日本海側を中心に、良く似たオオシラビソが自生しているそうです。
オオシラビソの方が細かい葉が密に生え、枝が見えないと言われます。
一方、シラビソの方が木肌が白または黄色っぽいと言われるということです。
どうやら、シラビソで良さそうですね。(=^_^=)

(ちょろっと、蘊蓄)
 ● 学名 : "Abies veitchii"
 ● 原産 : 日本(特産種)
 ● 分類 : マツ科モミ属

何度か見ているのですが、確かに亜高山または高山に生えていました。
写真の撮影地は富士山の中腹(標高2,000m級)です。
分かりやすい場所ですので、見掛けた方もいらっしゃることでしょう。

ただ、公園ではありませんので、木に名札は付いていません。
この樹木が何者かを調べるのに、案外、時間がかかってしまいました。
果実から調べていって、やっと候補として「樅の木が残った」のです。

はじめはウラジロモミ科と思ったのですが、どうも微妙に違います。
まぁ、それでも、こうした樹木を調べることも意外に面白いですね。(^^*)
今回は、クリスマスでもないのに、季節はずれの樅の木の話題でした。

暗濃紫の球果をつける亜高山の樅 シラビソ(白檜曽)


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 文中の「樅の木が残った」がピンと来ない方、多いですよね。解説しておきますと、山本周五郎の作品に「樅の木は残った」という時代小説があるので、タイトルをパクっただけなんです(笑)。NHKの大河ドラマになったこともありますので、年配の方はピクっときたかも知れませんね。
 まつぼっくりですが、正しくは「球果」と呼ぶのですよ。樹木は詳しくないのですが、この言葉は知っていたのです(えっへん!)


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