ひょうきんな顔をした紫と白の二色咲きの花はの度目の登場です。 さて、「これは何かな?」 スミレ科のヴィオラ・ヘデラケア、改め、ヴィオラ・バンクシィです。 前回、パンダスミレやツタスミレという流通名が多いという話を紹介しました。 でも、「改め」ってどういうことでしょう。 実は本当に学名が Viola hederacea から V. banksii に変わったのです。 前回、既に変わっていたのですが、未だ情報をキャッチしていませんでした。 情報が伝わっていくのに時間が掛るのですね。 なにしろ、世の中のほとんどの方には全く影響がありません。o(^▽^)o (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Viola banksii (hederacea)"" ● 分布 : オーストラリア、ニュージーランド、マレー半島 ● 分類 : スミレ科スミレ(ヴィオラ)属 このような事態ですが、決して珍しいというほどのことではないようです。 それから、 Viola hederacea という学名はなくなった訳ではありません。 元来、あるべき植物の名前として再確認されただけ!と理解して下さい。 端的に言えば、間違っていたので別の名前をつけなおした訳ですね。 日本では、元々、各業者が好きな名前で流通させていました。 残念な話ですが、そういう意味では流通的には影響の出ようがありません。 すみれの仲間ですが、この種のミッドシーズンはこれからです。 これから、どんどん匍匐茎を伸ばしていって、吊るすと長く垂れ下がります。 その途中から根が出て、自己増幅していく元気な植物です。