この鮮やかな花が咲き出すと、夏がやって来たことを感じますね。 「これは何かな?」 中国原産のノウゼンカズラ科のノウゼンカズラ(凌霄花)です。 蔓を伸ばしますが、樹木にしがみついていると相当大きくなります。 まるでノウゼンカズラの巨木が立っているように見えることもあります。 庭に植える植物として橙色の花は珍しく、遠目にも華やかですね。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Campsis grandiflora" ● 原産 : 中国 ● 分類 : ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属 ところで「凌霄花」という文字が当てられていますが、良く分かりませんね。 「霄」がポイントですが、雲霄や星霄という使い方をして「空」を意味します。 空を凌ぐように伸びあがる「花」ですが、「蔓」を使った方が素直ですね。 丈夫で長生き、茎から気根を出すので挿し木でも、種子でも増えるそうです。 毒性があると記載されている資料もありますが、多くは「ない」としています。 迷惑な話ですが、強い花の色から生まれるのイメージかも知れません。