上の方の葉だけが白くて、淡い象牙色の花序が細長く延びてます。 「これは何かな?」 ドクダミの仲間になるハンゲショウ(半夏生)です。 湿原で群生する性質がありますが、湿原自体が減っているのですね。 以前、命名の由来にまつわる一説を紹介しています。 まぁ、直感的には、葉の半分が白粉を塗ったようだということでしょう。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Saururus chinensis" ● 原産 : 日本を含む東アジア ● 分類 : ドクダミ科ハンゲショウ(サウルラス)属 そういう意味では「半夏生」より「半化粧」の方がピンときます。 漢字は別の「半夏」と混同されたのではないかと勝手に解釈しています。 まぁ、諸説がありますので、後は解釈するしかないのでしょうね。 漢字の使い方よりも、花後に緑色に戻ることの方に興味が沸きませんか。 葉は花の時期が近づくと白くなり始め、一ヶ月間程度で元に戻ります。 ポリネーターを呼び寄せるメイキャップ・アピールに違いないと思います。