イボタガ ~鮮やかな黄緑色の蛾、屋外では目立たない~
イボタガ
撮影地 : 長野県北安曇郡白馬村 撮影日 : 2004年5月1日
分 類 チョウ目イボタガ科
学 名 Brahmaea japonica Butler, 1873
和 名 イボタガ (水蝋蛾)
概 説 なんとも独特な紋様を持つ蛾ですね。イボタガというそうで、モクセイ科のイボタノキを食草としているための命名でしょう。
蛾の仲間は触角で見分けることが多いそうですが、この種は雌雄とも櫛状の触角です。大きな三角形の体で、黒褐色または茶色の複雑で細かい斑紋と縞模様があり、特に前翅の中央部にある大きな眼状紋が目立ちます。フクロウに擬態しているのだろうと言われています。
分 布 北海道、本州、四国、九州、(屋久島)。
雌 雄 斑紋の差はないが、♀は翅がやや丸く、地色が濃い。
大きさ (前翅長)約47mm、(開帳)80~115mm(♀が少し大きめ)
食 草 モクセイ科 イボタノキ、モクセイ、トネリコ、ネズミモチ、ヒイラギ
世 代 一化性(年1回春)
越冬態 蛹態
その他 国内に生息するイボタガ科は本種のみ(日本産はjaponicaという亜種に分類される)。

イボタガ イボタガ イボタガ イボタガ
撮影地 : 長野県北安曇郡白馬村 撮影日 : 2004年5月1日

 (2015/11/15) Latest Update 2024/03/06 [170KB]


ページのトップへ戻る