ムカシトンボ
~日本で見られる「生きている化石」~
撮影地 : 東京都八王子市 撮影日 : 2023年4月9日
分 類 |
トンボ目ムカシトンボ科 |
学 名 |
Epiophlebia superstes Sélys, 1889 |
和 名 |
ムカシトンボ (昔蜻蛉) |
概 説 |
ジュラ期の化石に見られるトンボの仲間であるため、昔蜻蛉と呼ばれています。外見的にはヤンマか、サナエの仲間という印象ですが、どちらかというとイトトンボの仲間。現在は日本とヒマヤラに各一種残っているだけの、山に住むトンボです。写真はふ化直後で羽を乾かしている所ですが、休憩中も羽を立てているのだそうです。成熟に長い年月(7~8年)を必要とします。
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分 布 |
日本固有種、北海道南部から九州まで分布。 |
雌 雄 |
大きさ以外、体色や斑紋に雌雄差や成熟過程による差異はほぼない。 |
体 長 |
49mm~55mm(腹長:♂:38~40mm、♀:27~30mm) |
後翅長 |
♂:27~30mm、♀:26~29mm |
その他 |
「ムカシトンボ」と別に「ムカシヤンマ」がいるので注意したい。 |
撮影地 : 東京都八王子市 撮影日 : 1998年4月12日
四半世紀を経て、ほぼ同じエリアで見かけました。余り動きません。脱皮したばかりだったのかも知れませんね。
撮影地 : 東京都八王子市 撮影日 : 2023年4月9日