アリグモ ~蟻に化けて忍び寄る忍者アリグモ~
アリグモ
撮影地 : 千葉県船橋市 撮影日 : 2003年5月11日
分 類 ハエトリグモ科アリグモ属
学 名 Myrmarachne japonica アリグモ (蟻蜘蛛)
概 説 一見、クロアリ(クロヤマアリ)にそっくりですが、よく見ると、脚が8本あって、顎が長く、顔全面の様子がまるで異なることが分かります。
これは擬態なのだろうと思いますが、蟻に化けて蟻を襲うのか、他の捕食動物から逃れるためなのかについては、意見が分かれるそうです。
分 布 全国で概ね見られる、北海道(奥尻島)・本州・四国・九州・南西諸島。
雌 雄 アリグモの仲間全般に、雄の上顎が発達して大きいので、アリっぽくない。
体 長 ♂:5~6mm、♀:7~8mm前後
その他 広義で「アリグモ」はアリグモ属に分類されるハエトリグモの総称。国内の用い方で、狭義では Myrmarachne japonica を指し示す。

アリグモ
撮影地 : 千葉県船橋市 撮影日 : 2003年5月11日

 これまで何度が出逢ったことがありますが、何気なく、足の数に注意がいかなければ気が付かないと思います。ただ、時々跳ねますので、そのタイミングに目が行けば分かるかも知れません。これは、おそらくメスだと思います。顎の大きさがオスより控えめなので、その分だけ、蟻によく似ています。オスは顎が大きくて、蟻にしては少し不恰好に見えるかも知れません。
2011/12/09


 (2011/12/09) Latest Update 2024/03/06 [[90KB]


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