四季の山野草@(花の写真館)  更新 2018/07/22 - 238 -

コジマエンレイソウ(ユリ科)--- Trillium smallii ---

コジマエンレイソウ(ユリ科)
 山を登っている途中の針葉樹の林で多くな群落に出逢いました。「大きいなぁ」と思ったのですが、実は今日まで普通のエンレイソウだとしか思っていませんでした。よく考えたら、臙脂色の花びら(内花被片)があることに気づくべきだったのです。エンレイソウには赤みのある萼片(外花被片)はありますが、花びらはないのです。
 この群落に出逢う前に白い花が咲いている一角がありました。こちらもミヤマエンレイソウにしては大きいという程度の認識でしたが、オオバナノエンレイソウであることを改めて確認することになってしまいました。思い込みはいけません(笑)。
撮影 : 北海道函館市 2010/05/10

科/属 ユリ科/エンレイソウ属 属性(生活型) 多年草
標準和名 コジマエンレイソウ 漢字表記 小島延齢草
学 名 Trillium amabile Miyabe et Tatewaki RDB
開花期 春:5~6月 結実期
原産地 日本 国内分布 北海道に分布する。また海外ではサハリンに分布する。
自生環境 山地の湿った林下などに自生する。
補 足 花には緑色の外花被片(がく片)が3枚、濃い紅紫色の内花被片(花弁)が0から3枚、多くは横向きに咲く。エンレイソウとオオバナノエンレイソウの自然交雑種と言われる。

コジマエンレイソウ(ユリ科) コジマエンレイソウ(ユリ科)
この大きめの華やかな花を見て、なぜ、エンレイソウと違うことに気づかなかったのでしょう
コジマエンレイソウ(ユリ科)
コジマエンレイソウ(ユリ科) コジマエンレイソウ(ユリ科)
この自然交雑種に稔性があるのか情報がないが、広く群生する様子から、地下茎で増えるのではないかと推測した
コジマエンレイソウ(ユリ科)
撮影 : 北海道函館市 2010/05/10
 エンレイソウは近縁種間で自然交雑種を作りやすいという情報がありました。オオバナノエンレイソウとミヤマエンレイソウの組み合わせでシラオイエンレイソウ、同じ組み合わせでカワユエンレイソウ、ミヤマエンレイソウとエンレイソウの組み合わせでヒダカエンレイソウが知られています。ところで、やはりトカチエンレイソウという自然交雑種が北海道で知られているのですが、オオバナノエンレイソウとエンレイソウの組み合わせだと言われます。では、コジマエンレイソウと同じ両親の組み合わせですよね。変異も多いそうで、同定には難しい面があるのだろうと思われます。


(20121/10/23) Latest Update 2012/10/23 [400KB]








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