セイヨウベニカナメモチ (西洋紅要黐、バラ科)--- Photinia x fraseri 'RedRobin' ---

セイヨウベニカナメモチ(西洋紅要黐、バラ科)
 新芽が鮮やかな赤に近い海老茶色になり、垣根に利用されることが多くなったセイヨウベニカナメモチ(レッドロビン)です。垣根に利用される樹木は、厚さや寒さに強く、形を整えるために強く刈り込まれても凹まない強靭さが求められます。レッドロビンは強健で成長もはなく、多くの点で合格点をもらえるのでしょう。レッドロビンはカナメモチとオオカナメモチの交配で育種され、短期間で広く採用されるようになりました。
 春の終わりに白くて小さな花をたくさん咲かせます。果実が実った姿を見ていません。交配種なので、不稔性なのだろうと思われます。
撮影 : 千葉県船橋市 2011年5月5日

バラ科 カナメモチ属
分類体系 APG 属性(生活型) 常緑低木
標準和名 セイヨウベニカナメモチ 漢字表記 木香茨、木香薔薇
学名/栽培品種名 Photinia x fraseri Red Robin' RDB
花期 初夏:5~6月 結実期
原産地 両親は日本原産、育種は米国 備考
国内分布 挿し木で増やすことができ、園芸種として全国で栽培されている。
自生環境 園芸種として広く栽培されています。
補 足 近縁種であるカナメモチとオオカナメモチの種間交雑により育種された園芸種です。強靭で扱いやすい性質を持っています。

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滑らかで金属質な大きめの葉を持っています バラ科らしい5枚の花びらを放射状に広げます
セイヨウベニカナメモチ(西洋紅要黐、バラ科)
撮影 : 千葉県船橋市 2011年5月5日
刈り込まれて生垣とされるだけでなく、街路樹としても植えられています。低木とはいえ、見上げるような樹高になっていますね。カナメモチもオオカナメモチも日本原産なのだそうですが、米国のナーセリーで育種されたそうで、セイヨウベニカナメモチ「レッドロビン」という名前で流通しています。百合のオリエンタル・ハイブリッドのようですね。

 (2013/07/08) Latest Update 2022/12/09 [630KB]


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