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ウワミズザクラ(上溝桜、バラ科) 波波迦の杏仁香 (つぶやきの棚)徒然草
 艶々した黄や赤や黒色のカラフルな果実がたくさんできています。実は、初めて意識しました。春、ここで花の様子を見ていなかったなら、知らないままだったことでしょう。これはウワミズザクラ(上溝桜)の果実、「波波迦の杏仁香の材料」だったのです。
 波波迦(ハハカ)とは、この樹木の古名で、神事の亀甲占いに用いられた神木とされているのだそうです。大嘗祭の亀卜と呼ばれる占いで、甲羅にヒビを入れるために使われます。今上天皇即位の際にも登場したのでしょうね。
 一方、杏仁香(アンニンカ、アンニンゴ)ですが、赤い未熟な状態の核果(かくか)を使った果実酒を刺し示すことが多いようです。多いとは、実は塩漬けのことだったり、ウワミズザクラそのものを意味するケースもあったりと、なんだか、情報がスッキリしないのです。

2021/07/21

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