青空にそびえる 緑の「バナナハート」
引き続き、バナナのお話をしましょう。 これは、なんと、ご近所で毎年見られる光景です。 丸いのは「バナナハート」と呼ばれる苞で、ここから花が展開します。 苞が1枚めくれると黄色い雌花が現れ、これが房になります。 また1枚がめくれて、房になり、どんどん伸びていく訳です。 茎に見える部分は、葉が巻き重なったもので「偽茎」と呼ばれます。 本当の茎は地下茎になっているのですね。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : Musa paradisiaca ● 原産 : マレー半島 ● 分類 : バショウ科バショウ属 日本では果物としてデザート扱いです。 でも、東南アジアやアフリカでは主食格としても扱われています。 栄養価は文句なし! 料理の素材「プランテン」としても、主要な農作物なんですね。 バナナはマレー半島周辺で栽培化されたと考えられています。 (注:パプアニューギニア説あり) 海を渡ったポリネシア人が太平洋の島々に伝えたともされています。 いずれにしても、人為的に運ばれていった訳ですねぇ。 バナナはポリネシア人の大航海ととも・・・、おもしろい話です。