かわいらしい雑草 ヒメジョン(姫女苑)
良く似た姿の種が複数ありますが、これはヒメジョンだと思います。 ヒメジョンに良く似て混同するハルジオンという雑草があります。 咲く時期に違いがあるとは言っても、同じ頃にも咲いていることがあります。 まぁ、並んで咲いていれば、草丈、花数や大きさで見分けが付くそうです。 花のアップ写真ばかりでは見分けが困難ということでしょうか。 キク科ですから、舌状花と筒状花で構成される頭頂花(頭状花序)が特徴です。 この可憐な花はどこでも見られますね。 街角にも高原にも、東にも西にも咲いているのを目にするでしょう。 ところが、この帰化植物が日本に侵入したのは明治の初期なのだそうです。 意外に最近の出来事だったのですね。 因みに、ハルジオンの侵入は大正の半ばだそうです、へぇ〜。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Erigeron annuus" ● 原産 : 北米 ● 分類 : キク科ムカシヨモギ属 文字を並べますと「ヒメジョン(姫女苑)」と「ハルジオン(春紫苑)」ですね。 ヒメジオンとか、ハルジョンとか、誤用していませんか! ... ♪ハルジョオン、ヒメジョオン♪〜、って歌がありましたね(古いかな)。 残念!あの歌詞は間違っていたことになりますぅ。 知らなければ良かったかも! この花には小さな蝶、シジミの仲間が好んで吸蜜に来ます。 シロチョウの仲間も良く見掛けますね。 小さな花なのですが、意外に蜜の量が多いのでしょうか?