山地で静かに咲くノコギリソウ(鋸草)の白い花
キク科のようですが、比較的小さな白い花序です。 「これは何かな?」 葉の形状から ノコギリソウと呼ばれています。 複数の仲間が見られるそうですが、情報は混乱しているような気が…。 キク科の植物の特徴については、もう覚えてしまいましたね。 頭頂花は多数の筒状花とその周辺の5個の舌状花で構成されています。 薬効が認められるようですね。 インターネット情報から、ちょっと引用してみました。 食欲不振、胃炎、腸炎、胆嚢炎、肝臓病、健胃、鎮痛、鎮痙、強壮、止血 なかなか、お役に立つ植物です。 o(^▽^)o (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Achillea alpina" ● 原産 : ヨーロッパ ● 分類 : キク科ノコギリソウ属 セイヨウノコギリソウという欧州からの帰化植物が野生化しています。 こちらにも白花があり、それが混同の根元になっているのかも知れません。 両方とも薬効はほぼ同じような記述でした。 他にキバナノノコギリソウという黄花の種が流通しているようです。 日本には、この仲間が4種自生しているという情報を見つけました。 ノコギリソウ、ヤマノコギリソウ、エゾノコギリソウ、キタノコギリソウです。 実は、アソノコギリソウ(阿蘇鋸草)という種の写真も見つけました。 地方変種なのでしょうか? ちょっと興味深い植物たちですね。