爛漫 紅花のセイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)
前回は高原に咲く自生のノコギリソウのお話でした。 今回は、欧州からの帰化植物であるセイヨウノコギリソウのお話です。 まだまだ出逢いが少なくて、両種の違いを具体的に認識できていません。 まぁ、ここまで強い紅色であれば、明らかにセイヨウノコギリソウです (^.^;。 やはり、多様な薬効で知られているようです。 で、学名はギリシャ神話に出てくるアキレスに由来するとか。 アキレス腱を傷つけた時に治療に用いたということのようです。 打撲、切り傷の治療に用いられた民間薬ということでしょう。 英名のyarrow(ヤロー)で呼ばれることも多いようですね。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Achillea millefolium" ● 原産 : ヨーロッパおよびイラン、シベリア、ヒマラヤ ● 分類 : キク科ノコギリソウ属 帰化して野生化しているという情報もありました。 でも、この紅色の花は園芸品種で、畑に植えてあったものです。 白花が基本ですが、紅、濃紅、桃色などの変化が見られるとのこと。 前回、記載しましたが、黄花は別種ですから注意して下さい。 それから、英語では 通称「イエロー・ヤロー」…。 全て英語ですから、決して一部を日本語で理解しないようにしましょう(^'^)。 紅色系品種をアカバナノコギリソウと呼ぶことがあるそうです。 混乱を招きかねない懸念もありますが、雰囲気のある良い名前ですね。