強健なナデシコのハイブリッド F1テルスター系
奥の方にある朱色や金赤系の花も、手前の淡い花と同じものです。 多彩な花色のバリエーションがあるということですね。 良く知っている花のような気もしますが、さて、「これは何かな?」 石竹と撫子の雑種だそうで「なでしこ・F1テルスター系」と呼ばれます。 タキイ種苗の作出で「寒さに強くて、育てやすい!」という触れ込みです。 「四季咲き性の矮性種」という説明ですが、なかなかかわいらしいですね。 タキイのwebサイトから、種類に関する情報を参照してきました。 ■ F1テルスター・クリムソン ■ F1テルスター・オーキッド ■ F1テルスター・ホワイト ■ F1テルスター・コーラル ■ F1テルスター・カーマインローズインプ ■ F1テルスター・パープルピコティ ■ F1テルスター・ピコティ 強健で四季咲きですから、評判が良いのは当然でしょう。 鉢植えだけでなく、ガーデニングにも適していると思います。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Dianthus cv. Telstar" (Dianthus hybridus) ● "Dianthus chinensis" セキチク(石竹) ● "Dianthus barbatus" ヒゲナデシコ ● 原産 : (交配種) ヨーロッパ、アジア、アフリカ ● 分類 : ナデシコ科ナデシコ属 親のセキチクは中国原産、ヒゲナデシコは欧州原産です。 子の花はセキチクに近い雰囲気を持っていますね。 似たような経緯を持つのはカーネーションです。 南欧および地中海沿岸原産と言われますが、極めて交配が進んでいます。 現在、流通しているものは完全な園芸品種と言って良さそうですね。 セキチク等のDNAが深く入り込んでいるということになりそうです。 栽培の歴史が長すぎて、野生種と園芸栽培種との境界線が不明だとか! そんなことがあるのでしょうか。