細長い緑色の葉が特徴で、後方にある紫色の花が一般的な姿です。 さて、「これは何かな?」 知らんなぁ、という冗談が良く聞かれるラン科のシラン(紫蘭)です。 実は、外来の園芸品種だろうとばかり思っていました。 日本の千葉県以西に自生する野草からの選別種なのですね。 でも、野山で見たことはないなぁ・・・。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Bletilla striata" ● 原産 : 中国、台湾、日本 ● 分類 : ラン科シラン属 上の写真前方は、全体に白地で唇弁に淡紅色が残るクチベニシランです。 そして、下の写真は純白種のシロバナシランですね。 ただ、「紫蘭」の前に、単純に白花という言葉を修飾する発想は面白いかな。 ちょうど今、当家の狭い庭に所狭しと紫色の花が咲いています。 2軒の家を持ち歩き、もう20年前後の間、庭で咲いていることになります。 ほとんど世話をしていないのに、とても丈夫で、元気いっぱいです。 初めて知りましたが、 鱗茎を水洗いして乾燥させ、生薬とするそうです。