まるで逆さまにした線香花火のようですね(笑)。 「これは何かな?」 似た植物が多いのですが、セリ科のシシウドで良さそうだと思います。 線香花火と比喩しましたが、とても大きくて2m程度になってしまいます。 綺麗というより、多くの昆虫を集めて、見事!という感じです。 硬い茎は中空で、丈夫ながら軽くできているという点がすごいかな。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Angelica pubescens" ● 分布 : 本州・四国・九州 ● 分類 : セリ科シシウド属 多年草ですが、花が咲くまでに数年を要するタイプなのです。 それで、一度結実すると枯れてしまう「一稔性草本」などと呼ばれます。 まるで、蝉のような生涯を送る植物だったのですね。 根茎等を乾燥して得た生薬は「独活」と呼ばれます。 鎮痛、催眠、抗炎症、血管拡張作用などが知られています。 ですから、関節の痛み、頭痛、歯痛などに効用があるとされます。