ミユビシギ
~波打ち際を滑るように走る姿がかわいい~
撮影地 : 千葉県大網白里町 撮影日 : 2005年11月8日
分 類 |
チドリ目シギ科 |
学 名 |
Calidris alba Pallas, 1764 |
和 名 |
ミユビシギ (三趾鷸) |
概 説 |
この野鳥はファンが多いようです。いつも集団で活動しているのですが、特に、波打ち際を、ものすごく素速く走って給餌する姿が、とてもカワイイのです。警戒心が強いとのことですが、確かに、少しでも近づこうとすると、距離を測ったように離れていきました。夏と冬では羽の様子が異なりますが、これは冬の様子です。
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分 布 |
旅鳥または冬鳥。 |
雌 雄 |
雌雄同色。 |
体 長 |
約19cm |
その他 |
主に砂浜に生息し、トビムシ、小型貝類、ゴカイ類を食べる。 |
撮影地 : 千葉県市川市 撮影日 : 2025年1月18日 (ふなばし三番瀬海浜公園)
鳥の足について、しっかり考えたことはありませんでしたが、敢えて「三趾鷸」とされる種に出逢い、確認をしてみました。鳥には、原則として4本の指があり、第5趾(指)は退化しています。ところが、このミユビシギは、更に第1趾と呼ばれる後ろ向きの指も退化しています。
さて、ではなぜ、後ろ指が退化したのでしょうか。この後ろ指がないということは、掴むことができないことになり、枝にもとまれません。つまり、枝にはとまらないということなのでしょう。この鳥の採餌行動を見る限り、後ろ指は、むしろ、邪魔になるということらしいのです。
2025/01/22