アブラチャン
(油瀝青、クスノキ科)---
Lindera praecox
(Siebold et Zucc.) Nakai, 1924 ---
不思議な名前の植物です。果実だけではなく、樹木全体に脂分が多く、これを搾って、燃料や灯油、整髪油などに活用していたそうです。
クスノキ科特有の香りがあるそうですが、事前に知らなかったため、未確認です。前述の通り、樹木全体に脂分が多いため、触ってみると油っぽいそうですが、これも事前に知らなかったため、未確認です。雌雄異株で雄花と雌花は様子が異なるそうですが、もちろん、これも事前に知らなかったのですが、画像を拡大してみたところ、黄色い花粉が目立つ雄しべが多く見られますので、これは雄花を付けた雄株とうことになりそうです。
撮影 : 東京都八王子市 2024年3月27日
科 |
クスノキ科 |
属 |
クロモジ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
落葉低木 |
標準和名 |
アブラチャン |
漢字表記 |
油瀝青 |
学名/栽培品種名 |
Lindera praecox (Siebold et Zucc.) Nakai, 1924 |
RDB |
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花期 |
春:3~4月 |
結実期 |
秋:9~10月 |
原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
本州、四国、九州に分布する。海外では中国に分布する。 |
自生環境 |
山中のやや湿った所に生える。 |
補 足 |
雌雄異株。樹木全体に油が多く、昔は果実から油を搾り、燃料などに使用していた。漢字で「油瀝青」と書く、瀝青は船具などの防腐塗料のことを刺す。 |
何度か撮影しているはずなのですが、これまでアップせずにきてしまいました。少し長いレンズを使って、それなりに花も撮れましたので、アップしてみます。