エゾノウワミズザクラ
(バラ科)---
Prunus padus
L. ---
釧路湿原へのアポローチ道で初めて見る淡いクリーム色の花を咲かせる樹木に出逢いました。マメ科のニセアカシアにも似ていますが、バラ科のシウリザクラに似ています。それでも、なんだろうなぁ?で終わらせていたので、2年間も正体が分かりませんでした。気合を入れて調べたところ、どうやら、エゾノウワミズザクラ(蝦夷の上溝桜)のようです。
こんな姿でもサクラの仲間(サクラ属)です。以前に見たことがあるウワミズザクラと少し印象が違い、藤の花のような長い総状花序を構成するところがシウリザクラに似ている感じがしました。個別の花はサクラ全般と似ていますが、雄しべが長くて、シモツケソウのような雰囲気があります。
撮影 : 北海道釧路市 2010年6月3日
科 |
バラ科 |
属 |
サクラ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
落葉高木、薬用植物 |
標準和名 |
エゾノウワミズザクラ |
漢字表記 |
蝦夷の上溝桜 |
学名/栽培品種名 |
Prunus padus L. |
RDB |
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花期 |
春:5~6月 |
結実期 |
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原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
北海道と青森県に分布する。海外ではアジア(北部)やヨーロッパ(北部)に分布する。 |
自生環境 |
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補 足 |
雄しべが長いという特徴があるが、近縁種のウワミズザクラの方が長いとされる。英名:(European) bird cherry |
個別の花や葉の形を見るとサクラ属とわかる気がする
北海道釧路市 2010年6月3日
よく考えると、北海道を植物散策の目的で走り回ったことは余り多くないかも知れません。仕事で来たことの方が多かったので、これから、もう少し走り回りたいと思いました。