シャクナゲ
(石楠花、ツツジ科)---
Rhododendron
---
昔、植物好きだった親父がシャクナゲを大事そうに栽培していました。でも、実家に帰る度に数が減って、いつの間にか見なくなりました。日本に自生する種は気難しいそうですが、おそらく、園芸品種だったのではないかと思います。
世界中で育種されていて、園芸品種は5,000種を超えるという情報があります。欧州で育種された園芸品種は、比較的に栽培しやすい性質らしいのですが、残念ながら、区別できません。実は、学名を調べようとすると "Rhododendron" という属名が単独で表示されることが多いので、不思議に思っていました。おそらく、どの品種を指しているのか判明できず、収拾が付かないのではないかと勝手に推測しています。
この植物については、おおらかに対応しようかと心に決めました(笑)。
撮影 : 栃木日立市 2022年5月11日
科 |
ツツジ科 |
属 |
ツツジ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
落葉低木 |
標準和名 |
シャクナゲ |
漢字表記 |
石楠花 |
学名/栽培品種名 |
Rhododendron |
RDB |
|
花期 |
春:4~6月 |
結実期 |
夏:7~10月 |
原産地 |
日本、欧州、アジア、北米 |
備考 |
|
国内分布 |
全国に分布する。 |
自生環境 |
高山から里山まで広い環境に自生する。高山に咲く野生種は栽培には向かない。 |
補 足 |
世界中に分布して、多彩な野生種がある。育種により、数多くの園芸品種が作出されている。 |
撮秋田県仙北市 2006年7月8日
蕾がほころんで開花直前です
霧雨が降る中での撮影でした
秋田県仙北市 2006年7月7日
「国立大学法人東京大学大学院理学系研究科附属植物園日光分園」webサイトより引用
ツツジ属(Rhododendron)は、ツツジ科(Ericaceae)に属し、北半球を中心に約850種が記載されています。日本では、無鱗片シャクナゲ亜属のうち、常緑性のものをシャクナゲと言い、区別しています。また、ツツジ亜属のサツキ(R. indicum)およびその栽培品種をサツキと呼び、それ以外はツツジと呼ぶのが慣例のようです。